温故知新を楽しみながら温故知新を求めて。
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newzealand woodturner part5   ニュージーランドのウッドターナー その5
rolly munro少し離れて見ると、昔の日本の芸能人の誰かに似ているかもー、
回転数を500rpm迄上げて安定するのである、それ以下だと少々手こずるのが回転数の秘密の1つ。
rolly munro、昨年9月に日本のmr池田のオープニングに行って来たんだヨーと言っていた。
今回は、彼の彫刻刀のニューバージョンのプロトモデルをテストしているところ、
少し秘密の部分があるのでクローズアップの写真はマナー違反になるので少し離れたところから撮影。
今回のテーマは、世の中の全ての材料はウッドターニングの材料として使える。!
リサイクル。新品。新素材。科学素材。勿論無毒性のモノに限るのは当たり前の事として。
ありとあらゆる素材とウッドターニングとのコラボレーションを考えて行きましょうと言うテーマであります。
塗料の調合、ウッドターニングに使用する木材も様々な特徴があるので其れに合った塗料を探しているのです、
勿論色の調合も含めてですが、多くは水性と油性とに分かれますが油性の使用範囲が、やはり多いようです。
ロビーの制作した花瓶にローリーがスプレー塗装をしている処、
スプレーも即席で小瓶に塗料を入れストローを刺し、真空圧を利用して塗料を飛ばしているのです。
こういったトンチをきかせた小技は日本で同業者が集まって勉強会などを開くと
楽しくエスカレートして盛り上がる部分でもあります。
こういった盛り上がりの影に会長のクリスの縁の下の努力があるのです。
栗の木のボールを切り出したところ。
縁には1ミリのドリルで穴を開けそこにリサイクルの銅線を差し込み瞬間接着剤で固定しているところ、
会長のクリスは肉厚のボールが好きです。
1200番のサンドペーパーで研磨してその後、パフ仕上げでご覧の通り、
日本だと漆が一番だと言われてしまいますが、
伝統と革新、温故知新のことは世界のウッドターナーは知っていると思います、
そして新しいテーマを掲げ暗中模索しているのです自分のオリジナルを求めて。
ビニールテープをカットするのにも、プロのウッドターナー同士のトンチの遊び心で、
日本の落語の様な心憎い、そして大人の楽しさで知恵の出し合いです。
カットしたビニールテープは、曲がるマスキングテープとして利用します。
ハンドピース、エアーのハンドピースと電動のハンドピースが代表的な物ですが、使用状況で使い分けをします、
一般的な使用例ですが電動のハンドピースは水気のある作業場所では感電の危険があるので使用できません
(グリーンストーン、ニュージーランドの翡翠のカットなどの水を使用しながら作業する場合には感電の危険がないエアーツールを使います。
ニュージーランドの電圧は240ボルト有るので大変に危険である)
そして最近はコンピューターを搭載したウッドターニングマシーン(WOOD LATHEと言いますが)
そのコンピューターの近くでは使えないので、電磁雑音の無いエアーツールが必要となるのです。
ローリーの手作りビッ。
手作り品と既製品のビッ、数々のテストドライブの経験が必要な部分でもあります。自分の好みに合った物に出会うために。
堅いことは言わない大人のしかもプロの世界であるどんな姿勢でロクロを回しても結果優先なのである。
細かなデザインは、丁寧なデッサンが物を言います。デッサンが上手くいけば実作業もスムーズに行きます。
これ基本中の基本です。
FOREDOM、アメリカ製のエアーハンドピース350000rpmを誇るスーパーハイスピード回転数で
もって何をしているかというと、木の板に書いたチェスゲームをみんなで真剣にやって居るのです。
写真だけ見ると真剣に何かを創っているように見えますが、トンでもない、みんなして遊んでいるのですが、
その時の方が良いアィディアーが出るのは確かです。プロはその事を知っていて敢えて遊んでいるのです。
おそるべしニュージーランドのプロ。